
会社の人からいいように使われてる気がする

ギバーになるためにはどうしたらいいのかな
こんな悩みを持つ人の記事となっております。
皆さんこんにちは、たかおです!
突然ですが、誰かから物事を頼まれとき、皆さんはどのように思いますか?
1番気持ちいいのが「この人のために!」と思って快く引き受けることですよね。
「でも、皆んなのために頑張りすぎて結果自分のことまで手が回らない…自分はいいように使われているだけなんじゃないか。。」
そんな風に思ってしまって疲れ切っているアナタは、自己犠牲がすぎてしまうのかもしれません。
しかし、本記事で紹介する本『GIVE&TAKE「与える人」こそ成功する時代』を読むことで『どうしたら、いいように使われない人間になれるのか?』を知ることができます。
ちなみに本書はリベラルアーツ大学の両学長もオススメしている本です。
本書の概要
『GIVE&TAKE「与える人」こそ成功する時代』は2014年1月25日に発売された本です。

- 題名:GIVE&TAKE「与える人」こそ成功する時代
- 著者:アダム・グランド
- 価格:1,800円(税抜)
- 出版:三笠書房
- 全382ページ
本書を一言でまとめると「情けは人のためならず、それは何故なのか?」を検証し紹介している本です。
本書は著者のアダム・グラントさんの個人的な経験や思いを述べているものではありません。
豊富な検証・研究データを基に何故なのかを追求しており、きちんと裏付けられていることから一般的な自己啓発本とは少し違います。
ただし、結論が後の方にでてきたり、ダラダラとした展開だったりと少し読みづらいかなという印象を個人的には受けました。

読むにはちょっと根気がいるよ
GIVE&TAKE「与える人」こそ成功する時代とは
本書の内容紹介の前に、上にある動画を一度ご覧ください。
13分の動画ですが、本書の内容に触れることができますのでオススメです。

13分って長いようであっという間だな

興味が出てきたなと思ったら
本記事を読み進めてみてね!
次からは本書の簡単な要約となります。
世の中には3タイプの人間がいる
本書は、世の中の人間は次の3タイプに分類されると断定しています。
皆さんは自分がどれに当てはまるか考えてみてくださいね。

たかお的にざっくりまとめるとこんな感じです。
▶︎ギバー:めっちゃいい人。お人好しな人。
▶︎マッチャー:可もなく不可もなく普通の人。
▶︎テイカー:マジで嫌な自己中。お店の店員さんに横柄な人。
ちなみに人間はギバーやマッチャー、テイカーはシチュエーションによってタイプを使い分けているのです。

え?どういうこと??

例えば次のような例だね

それでは、3タイプの中で誰が一番成功するのか?見ていきましょう。
1番成功するのも失敗するのも「ギバー」

皆んなから奪う「テイカー」が一番じゃないんか!?
ひよこのように思う人が多いかもしれませんが、実は違うんです。
本書では次のように解説しています。
1位:『他者志向』のギバー
2位:マッチャー
3位:テイカー
4位:『自己犠牲』のギバー
他人のために時間を割いて何でも引き受けるギバーが最下位なのは納得できますが、実は最も成功するタイプも同じギバーなのです。
ちなみにテイカーが3位の理由としてはマッチャーの存在が大きいです。
テイカーは確かに短期的には成功しますが、最大勢力のマッチャーからボコボコにされます。
マッチャーは、「やられたらやり返す」の精神を持っているためマッチャーたちが黙ってはいません。
それでは、何故ギバーが一番成功するのか。理由はギバーの3つの特徴が影響しています。
この3つの特徴が何故成功に結びつくのか?
ここでは紹介しきれませんので、気になった方は本書を購入し読んでみてください。
ここで振り返ると一番成功するのもギバーで失敗するのもギバーでしたね。
1つ疑問が出てくると思います。

待てよ?ギバーに2種類あるのか?

ここが一番大事なポイントだよ
それでは、「他者志向と自己犠牲の違い」を解説していこうと思います。
他者志向と自己犠牲の違い
ギバーは「誰かのためにしてあげよう」の精神で他人の利益を第一に優先している人でしたね。
そんなギバーでも次の2種類のギバーが存在しています。

1番の違いは『自分を顧みないこと』です。
つまり、他人のためにギブをしていても自分の利益を考えずに全てを手放してしまう「自己犠牲型」のギバーは最も失敗してしまうのです。
逆に、「他者志向型」のギバーは自分の利益も考えながら相手の利益も思うため、自己犠牲型と違い燃え尽きることなく1番成功することができるのです。

テイカーにギブしたらどうなるんや…

ずっといいように使われるだけだよ
テイカーから逃げることがギバーとして1番成功する秘訣かもしれませんね。
GIVE&TAKE「与える人」こそ成功する時代を読んで
本書を読んで感じたこととしては、本当のギバーになるためには長い時間がかかり簡単にはなれないことです。
巷では「ギバーになれ!」と言われ、多くの人が「ギバーになる!そして成功する!」と考えている人が多いです。
ですが、『ギバーになって成功する』と考えている時点で貴方はマッチャーかもしくはテイカーなのです。
何故なら真のギバーは『成功したい』なんて考えずに他人へ尽くします。
また、ギバーとなって自分自身に戻ってくるには時間がかかります。
他人のために行動することは素晴らしいと思いますが、何回やっても自分は報われないし損した気持ちになってしまうのが人間です。
結局、簡単にギバーになんかなれないし、すぐにギブしたから成功する(見返りを求める)ことなんて論外だよねっていうことです。

ギバーへの道のりは遠い…
まとめ
本記事では『GIVE&TAKE「与える人」こそ成功する時代』を紹介しました。
自分の利益を考えWin-Winな関係を築けるギバーこそ最も成功する
今の現代はSNSが発達し、ゆるい繋がりを保つことができるのでギバーが成功しやすい環境が整っています。
一方で、本当のギバーになるためには相当な時間が必要なため、見かけ騙しのテイカーやマッチャーに気をつけましょう。
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